フェレットは近年では人気のペットですが、正しい基本的な飼い方や情報をしっかりと把握する事で、パートナーを悲しい目に合わせない事につながります。
フェレットの特徴や感染症のリスク、対策などについてお話していきますので、フェレットを飼いたいと思っている方は是非参考にして頂き、フェレットライフを楽しいものにして下さい。
フェレットとは?
日本ではペットとして人気が出てきていますが、フェレットの歴史は古く約3000年もの昔、エジプトからアメリカ及びヨーロッパなどに持ち込まれ、狩猟用の動物として使われ広まったと言われています。
フェレットの身体面の特徴について、目は顔の斜め横についており,視界は270度で視力は微力です。
その分、聴力は優れ、人間に聞こえない音も感知し、聞き取る事が出来、また匂いで飼い主や縄張りなどの判断もするため臭覚も非常に優れているのが特徴です。
体は細長く小さな丸い耳に小さな瞳、野生のイタチを家畜化した品種で、スカンクに近い血統を持つ動物ですが、日本では悪臭の原因である臭腺は除去されているのでご安心ください。
他にも小型の哺乳動物の中でも賢い部類に入る動物で、人間の4歳児位の知能を持つと言われ、自分の名前も覚えることが出来るので可愛いですよ。
そして触れたことがある方は分かると思いますが、とにかく体が柔らかい、どんな隙間でも体を通してしまいます。
もともと肉食動物なので、無駄なエネルギーを使わないようにと睡眠時間がとにかく長く、16時間以上寝ていてもまだまだ眠るので驚くかと思います。
またペットショップやブリーダーさんなどで売られているフェレットにはスーパーフェレットと呼ばれる去勢や避妊手術、臭腺除去を終えているフェレットや、ノーマルフェレットと呼ばれる手術をしていない個体があり、初めて飼う方にはスーパーフェレットがおすすめです。
ノーマルフェレットを購入すると臭腺は残っているので、強烈な匂いを放ち、第二次成長期が訪れると大きく育つ傾向もあります。
ほとんどの場合は手術を終えているのですが、購入先で必ず確認する事が必要です。
フェレットの寿命は約4年から8年ほどですが、赤ちゃんから飼うにはトイレや噛み癖のしつけをしていかなければならないので大変で、成長した2年目ほどの子を選ぶのもおすすめです。
フェレットの魅力の一つ、毛色もたくさんあり、
セーブル
チョコレート
アルビノ
シャンパン
パンダ
など多種多様ですが、珍しい色目のフェレットは生体代金が高額になります。色目やオスメスによっても正確に違いもあるのでスタッフさんによく話を聞いてから飼いましょう。
フェレットは正しく飼わないと危険?感染症のリスク
フェレットに限らず、動物から人間に感染してしまう動物由来感染症(ズーノーシス)は日本だけで60~80種類あると言われています。
ペットを飼育する数が増えた事や、珍しい動物を輸入してペットにする、またペットとの距離が近くなり感染症増加の原因と考えられています。
感染症リスクの最大の予防対策はむやみに動物に接触しようとしない事が大切で、可愛い家族の一員ですが節度を持って接する事が感染を拡げない事にも繋がってきます。
狂犬病なども噛まれてしまう事で感染源が入り感染症を引き起こす、また飛沫感染する事も多くあるので手洗い、うがいの徹底とマスクの着用をすることが大事です。
フェレットに関しては人間からインフルエンザや風邪を感染させてしまう事があるので注意しましょう。
大半はウィルスによる感染症が多い為、予防を行いリスク回避する事でフェレットライフを楽しく過ごしましょう。
健康管理の中でも日々、温度管理を行い栄養バランスのよい食べ物をとり、様子がおかしいなと思う症状が出た時には動物病院に相談し早め受診する事を心がけましょう。
また、自分自身の体調にも変化が感じられたら、適切な診療科の受診をお勧めします。