アンデスの歌うネズミと言われているデグー。ペットとして人気上昇しています。飼い始めてからどのくらいの期間で、なついてくれるのか、放し飼いに出来るのか気になりますよね。
そこで、デグーをなでなでしてあげられるよう、飼い方についてご紹介していきます。
デグーとは?
外見はハムスターにも似ていますが、モルモットやチンチラの仲間で草食性動物になります。
亜熱帯の乾燥地帯、標高1200メートル以上の山地の岩場や岸壁付近に生息しており、野生のデグーは昼・夜共に活動しますが、一般的に飼われているデグーは昼光性と言われています。
特徴は、毛並みがとっても滑らかで、目と首周りが白っぽくなっているため「光バンド」と呼ばれることもあります。
人間を含めた他の動物にもよく慣れ、人を呼ぶ、話しかけるなどの様子も多く聞かれ、リスやネズミのような小動物には例がなく、犬と同じくらいかしこいという方もいます。
そして言語学の研究動物として飼育されるほど、多彩な鳴き声を持っているので「歌う」と呼ばれ、チンチラやモルモットなど似たような小動物もいますがデグーだけが歌うのです。
気の合う仲間とは何種類かの鳴き声を使い分けてコミュニケーションをとる、かしこい動物なのですね。
なでなでしたい!がいいことなの?
デグーは頭が良いので、道具を使って行動し、輪くぐりをするなど簡単な学習行動が可能でかなりの集中力があります。
慣れてくると、だんだんと飼い主さんやパートナーを受け入れ、一緒に眠る事も可能になるのでスキンシップは大切な事になります。
耳元に来て一生懸命おしゃべりしてくれる子もいるほど、魅力的です。
手に乗ってくるデグーには、首筋や耳元、体全体をやさしく撫でてあげると本当に気持ちよさそうに目を細めて、そのまま手の中で眠ってしまうデグーもいるほどです。
余談ですが、デグーを撫で終わると噛んでくることもありますが、これはデグーのお礼なのですね。
甘噛みが強い時にはしっかりとしつけが必要ですが、見分けをする事も大切になります。
なつくまでの期間や放し飼いはどうなの?
一緒に生活しながら、どのくらいの期間で懐いてくれるのか気になりますよね。
先ずは単飼いで飼いましょう。色々と表情豊かなので、観察して慣らしていく事が大切です。
基本的には寂しがり屋な性格なので、一緒に生活し時間の経過とともに自然慣れて、そのうちベタ慣れになります。
なつく期間はデグーの性格や飼っている環境により変わり、早ければ2.3週間、長ければ半年かかることもありますので、焦らすに過ごしていきましょうね。
ケージ越しから、近くに寄ってきてくれる、指をだしても近くに来るようになれば少しずつ、外に出してお散歩してあげましょう。
慣れないうちに焦って出しても、怖がらせてしまい警戒心がついてしまいます。
とにかくゆっくり、慣らしていく事が大切ですのでここは我慢して頑張りましょう。初めはお部屋の中を自由に歩かせてあげてください。
もちろんげっ歯目ですので、噛むのがお仕事、噛まれそうなものは対策してからです。
思いのほか動くのが早いので足元に注意して下さいね。繰り返していくうちに気が付いたら膝に乗っているという風になついていきます。
飼い主さんがいる時に放し飼いは出来ますが、ずっと外に出して飼うのはデグーにとっても危険になるのでやめた方がいいでしょう。
片づけているつもりでも、危険な物を噛んでしまうと命に関わるかもしれません。
安心して落ち着けるゲージを準備してしっかりと昼は遊ぶ、夜は寝るという生活リズムを人間と同じに造る事も飼う上で大変重要な事になります。
デグーは必ずなついてくれるので、呼ぶ声を楽しみながら生活してくださいね。
お話しているように「ピーピーピー」や「ピピ、ピピ、」など鳴き声が変わりますので歌声を聞き分けてお話しましょう。
性別によりなつきやすさが違うと言われることも多くありますが、やはり飼い方や関わり方、環境が大きく関係しているので、是非色々と試して、頑張って下さいね。
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