夏を代表するクワガタ。
大きくて角に特徴がありかっこいいクワガタ、採取に行くもよし、ペットショップを見に行って飼うもよし。
でもいざ飼い始めてみると何を食べるのか意外に知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、クワガタの飼育時のエサや採取する際に好むエサ、また知っておくと便利な事などをご紹介して参りますのでご覧ください。
クワガタは何を食べるの?
用途によって食べるエサにも違いが出てきます。
採取に必要なクワガタをおびき寄せるエサには、発酵臭などの臭いに反応するので広葉樹などの樹液が効果的です。
ご存知かもしれませんがクヌギの木を特に好むので探し出し、エサを置きましょう。
バナナをつぶして焼酎とはちみつを煮込んでエサを作り、少し刺激的な匂いのエサを好みますので頑張って見つけましょう。
スズメバチの巣も近くにある事が多いので気を付けて採取に臨んでください。
また産卵期に入るメスはタンパク質が不足しないように、幼虫やサナギ、さらに成虫となったオスのクワガタを食べてしまう事もあるのですが子育てするには必要な事になるので悲しいですが仕方がない事ですね。
初心者に向いているエサと言えば、バナナ・リンゴなど糖分が多く、柔らかい物はおすすめです。
もちろんペットショップで売っている昆虫ゼリーは使いきりでお手軽です。
同じ果物でも水分の多いスイカやメロン、野菜などはおしっこの量が増えてしまうので、飼育する場所が不衛生になるので、余りおすすめしません。
はちみつとバナナなどは自作のエサにいいのか?トマトは?
クワガタを飼育する上で必要な事は栄養価が高く、手軽にあげられて、飼育ケースが汚れにくい衛生的に与えられるものが前提になります。
先程説明したように、もしもオスメスで飼う場合には高たんぱく質なエサをあげないとオスが居なくなってしまうなんてことも考えられるので注意しましょう。
自作したいと思う方、樹液の代わりにはちみつなどを水で薄め脱脂綿に浸すエサはお手軽ですのでお試しください。
少し手間をかけると、潰したバナナに黒糖と焼酎を煮詰めて混ぜるなどはよく作られていて、クワガタの食いつきもいいのでおすすめです。
糖度が高いとクワガタの体にくっついてしまうので必ず薄めて使ってくださいね。
バナナヨーグルトもお手軽で、潰したバナナと同量のプレーンヨーグルトを混ぜ合わせべちゃべちゃにならない程度の焼酎を入れて出来上がり。
ただ難点なのは、手作りのエサは飼育ケースがすぐにドロドロになってしまい、野菜や果物は一日で交換しないと虫がくるなど衛生的に管理が難しい所です。
ダニも発生しやすくなるので必ず容器に入れてあげましょう。
糖度がある果物で水分が少ない物が理想の自作エサの材料になり、バナナ・リンゴがお勧めです。
他に桃・スイカも良いですがこまめな交換が必要にあり、野菜は糖分が少ないので水分補給と考える方が良いかもしれません。
柔らかいからトマトはどうか?と思いますが、やはり水分が多いので余りお勧めしません。
飼い始めたら健康で長生きしてもらいたいですから、色々試作し好物を見つけてあげてくださいね。
自分の作った自作のエサを食べてくれると嬉しいのは間違いありませんが、毎日となるとわりと手間がかかり大変かもしれません。
市販の昆虫ゼリーなどと交互に使いながらあげるのもおすすめです。
余談になりますが、クワガタがもしもエサを食べないような場合には、エサ自体が好みではないか、飼育環境に問題があるかもしれません。
意外にもクワガタはデリケートなので、エサは毎日しっかりと管理して新鮮な状態を保つ事も大事になります。