ペットブームは衰えることなく、一家族に1頭は飼われているのではないでしょうか?
番犬の時代ではなく、犬はもはや家族の一員。医療も進歩し犬の寿命も伸び、大きさにより違いもありますが平均年齢は12年から15年とも言われています。
飼い主さんの食事や生活習慣に対する意識が高くなっている事も関係して寿命が長くなってきています。
大切な家族が病気にならないよう、元気で長生きする秘訣についてお話していきますのでご覧ください。
犬にとって良くない食事や習慣は?
可愛いからと人間の食べ物をあげたりしていませんか?人間の食べ物は味が濃く、犬は人間ほどの塩分を必要としていません。
犬は汗をかきづらく、体外に排出する事が少ない為、必要摂取以上の塩分を取ると、心臓疾患や腎臓疾患などを進行させることがあるので注意が必要です。
他にも脂肪摂取量が増えれば肥満になり糖尿病などにかかりやすくなる、玉ねぎのスープなど目には見えない中毒を引き起こす原材料が入っている食べ物もありますのでうかつに人間の食べ物をあげる事は避けましょう。
そしてこの食事の習慣から、愛犬は飼い主におねだりする事が多くなり、味の濃い食事をする事で、犬用ドックフードを食べなくなります。
犬のために開発された総合栄養食であるドックフードを食べなくなることは、健康に影響が出てきてしまうのです。
また生活習慣でも体調が左右され、仕事が忙しくて散歩が出来ずに運動不足や、一緒に遊ぶ事が出来ずにスキンシップが取れないなどは愛犬にストレスが蓄積されて悪影響が起こってしまいます。
犬が長生きする為の食べ物(フード)や習慣は?
犬の祖先は肉食動物のオオカミであった事から、動物性たんぱく質がすぐにエネルギーとなり消化しやすい体の構造となっています。
ドックフードは各メーカーが試行錯誤し、犬の体に合った栄養バランスに優れたものを販売しています。
愛犬の体に合った、適切な年齢に応じ意識したドックフードをしっかりと選ぶことが長生きする最大の秘訣となるでしょう。
生きていく上で大切なのは食事の次には運動で、犬にとっての運動は散歩をして体を動かし、最低限の筋力を維持する事。
毎日の散歩は難しい場合には5分でもいいので、ボール遊びや体を撫でてあげるだけでもしましょう。
飼い主さんと一緒にいられるという喜びが最大の健康で長生きの秘訣になるのです。
普段から愛犬と一緒にいる時間を増やしてあげる事で、異変に早期に気づく事ができるため意識して下さいね。
そして生活環境の中で、愛犬の居場所が常に変わる、外からの音や刺激がある、環境の変化などは非常に不安が多く、蓄積することでストレスとなり病気を招きかねません。
一定のリズムを続けられることが安心となり、その習慣が長く続く事こそが長生きへ繋がっていきます。
病気にならない秘訣は?
犬種や年齢によってかかりやすい病気を知っておく事も予防に繋がります。
室内で飼う事により、一定の気温の中で生活できる環境や常に飼い主さんの目があること、更に愛犬と触れ合う時間が増えるため、病気を見つける事が早くできます。
何よりも病気にならない秘訣は早期に異常に気が付き、病院へ連れて行く事です。
適切な食事をバランスよくあげて、愛犬に合った運動を行い、何よりストレスを与えない事が大切になります。
ストレスの多くの原因は寂しい事だと私自身は感じています。
病気にならない秘訣とは、飼い主さんが愛情をたっぷり注ぐ事、いつも気にかけ、細かいところまで観察し愛犬の健康管理を支えていく事に他ならないと考えます。
一定の接し方を続ける事や、しっかりとした主従関係を築いて愛犬に安心させて暮らしていける環境を作る事が大切です。