犬を飼っていると色々なドックフードがあるので試してみたりすることもあると思います。
でも種類によっては与える量に違いがあり、どのくらいあげる事がいいのかと感じる事もありますよね?
犬の生活スタイルや年齢、環境により必要な食事量は変わってきますが、その子に合った食事量を出す計算式がありますので、詳しくお話していきます。
犬の食事量や与える回数について
愛犬に与える食事の量は、
朝・晩の2回
朝・昼・晩の3回
が一般的だと思います。しかし環境・大きさ・運動量や年齢にはそれぞれに違いがあります。
仕事で不在の場合には2回でも大丈夫ですし、無理をして与えるのではなく、環境に合わせ一定のリズムを作り与える事が大切です。
また愛犬の体の大きさや運動の量によっても替える必要があり、例えば小型犬の胃の大きさをイメージしてみてください。1回分でどのくらい入るか?
運動量や動き、遊ぶ時間、寝ている時間など考えて足りていない様ならば回数を増やしてしっかりと消化できる量をあげる事が重要になります。
年齢でも与える量は変わり、6カ月未満のパピーは一番の育ち盛りですので多めに上げても構いません。
食べ過ぎると消化不良の便や、ゆるくなりますので、しっかりとした良い便が出ている事を確認しながらあげると安心です。
高齢になると運動量も減り、食欲も衰えてきますので様子を見ながら回数や量の調整が必要になります。
たくさんあげても食べなければ意味がありませんので、少量をあげて完食すればまた足すのも良いかもしれません。
我が家の愛犬も朝はなかなか食べず、気が向かいないと口に入れないので、少量を継ぎ足してあげています。日や気温によっても違いがあるので様子を見ながらあげる事が一番ですね。
犬の食事量が分かるカロリー計算式は?
いったい愛犬にはどのくらいの食事をあげるのがいいのか数字で知っていれば分かりやすいですので2パターン説明していきます。
1つ目は平均活動数からカロリー計算する方法で、活動量を4段階ほどの数字で分けます。
活動量の少ない犬は86
現代飼われている犬のほとんどは86と活動力は少なく、1日1~2回、週末はドックランで遊ぶ程度が目安となります。
平均的な活動量が99
毎日走りながら1日2~3回運動をしている程度。
多い犬は132
広大な土地で自由に走り回る程度でより多い犬は160、猟犬や特殊な訓練を受けているような犬になります。
「平均活動係数 × 体重(1歳時)の0.67乗」がカロリー計算式となります。
例えば体重2キロの現代犬の小型犬の場合は「86×1.59」=136.74カロリーが必要となります。
犬のライフステージに合わせた計算式もあり「「犬の体重+30×70」×係数で一日に必要な食事量を出す方法もあります。
係数とは生後4カ月未満:3.0
生後4カ月以上~1年:2.0
活動的:1.6
肥満気味:1.4
肥満:1.0
妊娠している:1.8~3.0
授乳中の母犬:4.0~8.0
高齢犬:1.4、また避妊や去勢している:1.6
肥満や去勢していない:1.8
が目安になります。
例えば10㎏の一般的な犬の場合「10+30×70」×2.0=140カロリーとなります。
このように子犬や授乳中の犬の場合にはカロリーは多く必要になり、避妊後や肥満傾向、高齢犬の場合にはカロリーの調整が必要になります。
運動量にも関係があるので、高齢犬には高齢用フードを与えるだけではなく、必要な栄養素も取れるようカロリーも頭に入れておく事で安心して愛犬の健康管理ができると言えます。
与える回数やパッケージの記載の量は適切?
ドックフードのパッケージ裏に与える目安が記載されています。
基本的な食事量の計算は「犬の体重÷40」となるため体重10キロの場合には「1000g÷40」=250gとなります。
使用されている原材料などを計算し、メーカーが目安を記載しているため参考にすることは大切ですが、上記に説明したように愛犬のライフステージや運動量も合わせて与える必要があります。
また愛犬の様子や体重の変化も見ながら食事の回数、量ともに工夫をしていく事が何より重要な事ですので、日々観察し、適切な食事量を見ていきましょう。