カメと言えば一番に思い浮かぶのは「ミドリガメ」が多いのではないでしょうか。
沼地や池でカメを見つけてそのまま飼うなんてこともあると思いますが、本来はペットショップで飼う事が安心ですね。
正式名称は「ミシシッピーアカミミガメ」と言いますが、実際に飼う事になった時に、どんな餌を与えればいいのか、詳しくまとめましたのでご覧ください!
亀の飼い方について
飼い方の前に、カメの種類は意外に多く、約10種類ほどいるのをご存知でしょうか?
その中でもよく見かける代表的なミドリガメはアメリカ原産の「ミシシッピーアカミミガメ」で、体長は20~30㎝で、耳の辺りに赤い模様があるのは特徴ですね。
亀たんの水槽ピカピカ。
カメラ目線かわゆwwwイシガメたんとミシシッピーアカミミガメたん。(10歳) pic.twitter.com/9O4cGgcF7A
— れち (@rechicolate) October 26, 2019
幼体の時は4~5㎝ほどでとても小さく可愛いですが、愛情かけて育てる事で少しずつ大きくなり最終的には大きいと30㎝ほどに成長し、なんと30年以上生きますので長い付き合いのパートナーになります。
ミドリカメを飼うには飼育ゲージが大切になります。
カメの身体に合わせたサイズの水の張れるケースを準備し、陸場となる石やレンガなど日光浴できる場所を用意しましょう。
日光に当たり甲羅干しする事で、ビタミンDなどを合成し甲羅を形成しているので完全に体を乾かす場所が必須となります。
また、カメにもストレスがかかるため、隠れ場所を作って安心して過ごせる場所を確保してあげましょう。
水温について昼間は26~30度、夜間は18~23度と一定の温度を保つために水温計と寒い冬場には保温用のスポットライトで陸場にあたるように設置しましょう。
カメの体を温める時には必要ですし、冬場に冬眠しないようにするには15~22度くらいに下がると体力の消耗もあるために重要なグッズとなります。
私にも飼育経験がありますが、甲羅干しに必要な日光が不足してしまうと甲羅が柔らかくなってしまいますので、紫外線ライトがあると非常に便利ですのでお勧めします。
そして、水道水を使用する事が多い為、カルキを除去するために水質改善薬を使用すると自然にカルキ抜きをしてくれます。一日水を汲んで溜めておいて使用することも出来ます。
もう一つ初心者の方にお勧めなのがろ過装置、毎日水替えを行わなくていいので初めて飼う時にはあると安心ですね。もちろん毎日水を変えれば必要はありません。
亀の餌でおすすめの種類や量は?
何よりも大切な餌にはどんな種類があるのか、固形の飼料は手間がかからずお勧めですが、生エサや野菜なども食べます。
代表的な餌は配合飼料で、栄養バランスがよく、私のおすすめは「テトラレプトミン」。
カメは基本的に雑食なので、色々食べてくれますが飼料は食べない事もあるので、生エサでタンパク質を取り入れる事も大切になります。
ミミズやイトミミズ、成長に合わせてオタマジャクシや小魚、カタツムリなど食欲不振などの時には与えるといいですね。
生エサはちょっと、と心配な方も、加工飼料がペットショップに販売しており、乾燥のエビやイトミミズ、アカ虫などは初心者の方でも与えやすくなりますね。
その他には脂分の少ない鶏ササ身、魚の切り身や鶏レバー、牛ハツなど。野菜ではニンジン、リンゴ、バナナ、キャベツ、小松菜、アボカドなどを喜んで食べてくれます。
与える餌の量ですが1回の量はカメの頭3つほどが目安と言われています。幼い時には餌の回数は毎日最低1回、成長期なので2~3回に分けてあげてもいいですね。
大人になれば2~3日に1回、2分程度で食べきれる量を目安にしてみてください。
お腹いっぱいになると食べなくなりますので、よく観察しながらあげて、たとえ欲しがっても太りすぎには気を付けたいので注意しましょう。
飼い主さんの手から餌をあげるとなつきやすくなりますよ!
与えてはダメな食べ物は何?
脂身は食べさせてはいけません。白い糞が出るため水槽が濁ってしまいますので注意しましょう。また乳製品は消化することが出来ないため、やめましょう。
そしてカメが好きな加工品は人間用に味付けされているので塩分や添加物が多いので絶対にあげないでください。
また生の魚ならと思ってしまうかもしれませんが、海でとれた魚介類には栄養素が少ないうえ、冷凍などを解凍する際に「チアミナーゼ」という物質が出てきて、栄養素や筋肉を破壊し、栄養失調を引き起こすため与えないでくださいね。
またパンは食べやすいかもとあげる方もいますが、やはり塩分や脂分、添加物が多いのでカメの餌には不向きと言えます。
ゆっくりと時間をかけて成長していくミドリカメですが、家族の一員として欠かせない存在となりますので是非飼ってみてください。