アーモンドやナッツと聞くと美肌効果があり体にいい物と思いがちですが、実は愛犬にとっては危険な食べ物なってしまうのをご存知でしょうか。
つい、人間には体にいい食べ物なので愛犬にもあげてしまいたくなるものですが、与えてしまうとどうなるのかなど説明していきますので是非ご覧ください。
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中毒性のあるナッツはどれ?
因果関係ははっきりと解明されていませんが、食べたことで、嘔吐や下痢、腹痛に襲われて、ひどい場合には3日から5日ほどの間に腎不全を起こして死亡してしまうケースもあるそうです。
しかし同じ量を食べた犬でも全く症状が出ないまま、平気に過ごす犬もいるようなのですが、有害ではあると立証されているので避けるべき事が愛犬にとって大切な事だと思います。
ナッツと言ってもたくさんの種類がありますが、特に危険な物についてはこれから説明していきます。
食べる量を間違えなければ、食べても安全と言われるナッツ類はヘーゼルナッツ、カシューナッツ、ピーナッツなどには中毒成分は含まれていません。
それでも、喉に詰まらせない様細かく刻んであげるなどの工夫が必要になるのでご注意ください。
アーモンド
アーモンドにはとくに中毒成分と呼ばれるものは含まれていませんが消化する事で胃に負担をかける事があるためお勧めはしません。
また勢いよく飲みこむとのどに詰まる危険が高い種類のナッツです。
マカダミアナッツ
マカダミアナッツ中毒と呼ばれるほど、強い中毒症状がでるので絶対に避けて欲しいナッツになります。
体重1キロに対して1~2gの摂取で症状が現れるほどなので注意が必要です。
症状には
・運動失調
・無気力
・嘔吐
・下痢
・頻脈
・後肢麻痺
・高熱
・筋硬直
・振戦
などの神経症状が引きおこります。
特に重い症状としては食べた後に後ろ足に麻痺症状が起きるという報告も多くあるようです。
また脂質も多いため肥満や膵炎の原因になる事もありますので、飼い主さんは良く理解して頂き、決して愛犬に与える事の無いようにしてください。
くるみ
中毒症状というよりはくるみには油脂が大量に含まれているため、食べ過ぎによる嘔吐や下痢、膵炎になるリスクが高まります。
犬はもともと食べ物を噛まずに飲みこむという性質があるため、丸飲みしたくるみが腸に詰まる危険もあるのです。
消化不良や胃腸障害によって食欲不振や元気消失などに繋がっていくため、日本のくるみには毒性はないと言われていますが、肥満の原因にもなるのであげる時には考えてみてください。
ただし、お酒のおつまみに加工されているものは味付けしていて塩分が高く油量も多いため危険ですので決して上げないでくださいね。
くるみ3つで小型犬の場合には1日の食事量に必適すると言えばわかりやすいと思います。
くるみはアレルギーも出やすいので、色々な要素を考えるとあげる事はどうななのか、飼い主さんの理解によると思いますが絶対に与えてはいけない食べ物になります。
カビのついたものなどにはトレモールジックマイコトキシンという毒素が含まれているので発作を起こす可能性もありますので要注意です。
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犬がナッツを食べてしまった時の対処法は?
万が一、愛犬が間違って中度症状を引き起こす種類のナッツを口にしてしまったら、先ずは飼い主さんが落ち着きましょう。
どのナッツをどのくらい食べたのか、すぐに命の危険があるわけではありません。(アレルギーを持っている子は除く)
消化が出来ずに嘔吐して吐き出すかそのまま異常がないこともあります。
しかし食べてからぐったりするような症状が出た時には、嘔吐が続き吐きだせない、下痢が激しく出血があるなどに繋がるため、早めに病院に連れて行くことが一番です。
また、すでに食べた量が多い場合には、飼い主さんが吐かせることは出来ないので、病院に連絡をして催吐処置(吐き出させる治療)を行います。
注意したいのは30分から1時間くらいならば、対処できますがそれ以上経過してしまうと成分の濃さを薄める処置として点滴する方法に変わります。
わが家の愛犬アメリカンコッカースパニエルの男の子は、ナッツではありませんでしたが、おもちゃを飲みこんでしまい、催吐処置にて吐き出しを行ったことがあります。
その時には出てこなくて苦しい思いをさせてしまったと後悔ばかりでした。
ナッツをあげなければいけないという状況でない限り、リスクのある食べ物をあげる事は避けて欲しいです。
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まとめ
ナッツの中にも焙煎した物であればカシューナッツ、ピーナッツなどはあげても問題ないですが、ご紹介してきたようなことを考えた上であげましょう。
飼い主さんがあげなければ愛犬を危険のある状態にすることはありませんので大切に管理してあげてください。
参考サイト(いくつでも)
わんちゃんホンポ・ドッグフードのABC・トロモロ